スイッチング

ブログ更新するよ! なんて言って、結局このざまの支倉です。すみません。
原画担当の上月さんが卑猥(*ノノ)なイラストを更新してくれている合間にスキーに行ってきた勢いでブログ更新します!
スキーに行ってきた帰りですからね。スキー良かったですよ。スキー。平日にスキーに行くために作家になったようなものですからね! 空いてて良かったなあ、スキー!

というわけで、遊びと仕事の切り替えをできてこそですが、このゲームのシナリオ修正中は別の作品の構想も練っていまして、切り替えがすごい大変。

別の作品のほうはまったく経済とかからまないし、これまで自分が触れてこなかった分野なので、知らないことばかり。
で、面白くてあれこれ読んでどっぷり浸ってたら、WEEの世界観が思い出せない!

行動経済学系の本にたまに出てきますけど、人間というのはかなり目にしている情報に影響される生き物らしいのです。
たとえば、学生を用意して、まずいくつかのグループに分ける。
で、片方の組には、「利子」「資産」「株」とか、カネにまつわる話ばかりを、もう片方には、もっとほんわかした家族とかみたいな単語ばかりを並べたリストを見せる。
すると、カネ関連の単語を見せられた人はその後の試験で合理的な考えを好む傾向がみられ、ドライになり、独立心が旺盛になる、みたいな。

数字のアンカリングも有名。でかい数字を最初に言われると、後に続く数字が小さく見える、とか。
有名なのは、営業トークのやつ。「この卵割マシーンは一台100万円! ですがご心配なく。ただいまキャンペーン中でありまして、なんと7割引で30万円です!」「まあなんて安いんでしょう!」みたいなやつ。

学者は暇人探究心旺盛なので、ほかの実験も考えつきます。たとえば、セコイアスギの高さは何メートル? なんて質問。
セコイアスギなんてどんな植物かはたいていの人がわからないので、適当に応えるのですが、この時に、「セコイアスギは何メートルくらいあると思いますか?」と聞くのと、「セコイアスギは250mくらいあると思いますか?」と聞くのとでは、人々が予想する高さにかなり偏りが出るとか。キーボードやマウスと言った物の値段でも、顕著に出るんだって!

そんな具合なので、別の作品のために読みたい資料が山ほどある中、意識が引っ張られすぎてWEEのネタが考えられない! なんて感じになってたので、『天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話』を読んでようやく修正が進み始めた、という話。

前置きがすごい長い! 考えないで書きだすと、まあ、こんな感じですよね!

ちなみに、『天才数学者は~~』のほうは、ざっくり言うと、最高に効率的な賭け方はなにか? というものに主軸をおいて話が進んでいきます。
賭けの有利さ(確実に得られる賞金の倍率)は手に入る最大の情報容量に等しい、なんて一文にハァハァした人は、読んでみたら思白いかと思います。本書中の例だと、8頭立ての全ての馬がひとしく一位をとる可能性のある競馬では、確実に馬を当てるには3ビットの情報が必要、とかね。
情報・選択・結果となれば、そっち方面の人ならすぐに例として思いつくであろうマクスウェルの悪魔は、結局あの小窓のそばでなにをしているのか? とかね。この間、日本人の教授が、実験でたしかめたんでしたっけ?
株の話よりも、かなり抽象的問題についての本の色合いが濃い気がしますが、お勧めの一冊。「サンクトペテルブルクのパラドックス」を単なる一例としてじゃなくて、結構ページを割いて取り上げているのも珍しい気がします。

上のほうで出した行動経済学とかの本は、『予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』とか、もっと経済に密接に関連した事例の書かれている、『プライスレス 必ず得する行動経済学の法則』とかがお勧め。

つーか、よく見たら、『天才数学者はこう賭ける』と『プライスレス』、著者が一緒だった。
気がつかなかった……。

ただ、こういう話は本で読む分にはいいけど、なかなか作中で使うことができない。(´ω`;)
催眠術みたいに特定の人をドーン!て操るようなものではなくて、統計でみると偏りをどちらかに寄せることができる、というものなので……。
たとえば、スーパーとかでは入口からレジまでが右回りか左まわりかでは統計的に有意な売り上げの差が出る、とかね。
でも、特定の誰かに任意のなにかを買わせるのは難しい。

なお、この手の話は商売の世界では何十年も前から経験で知られてるんだって。
海洋学者より漁師さんのほうが海に詳しい、ていうのと同じですかね。プロはやっぱすげえ、て思います。

そんな感じ。ではまた来週! 
次の更新ではもうちょい制作中のゲームの話したいな……。音楽とか背景とか、諸々話が進んでおります……。

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スイッチング への2件のコメント

  1. roro

    ん? と思って本棚とその周辺の山を漁ったら出てきました『予想どおりに不合理』。
    といってもまだ読んでないんですが。
    今度読んでみます。

  2. 1/75

    「天才数学者は~」は、面白そうですね。
    数学は好きなので、本を見つけたら読んでみようと思います。

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